別府の人と語る


      別府には、親切な人がいっぱいいる。私が別府に行く楽しみの1つが別府の母と
      尊敬し、慕う駅前高等温泉の川野さんの存在がでかい。1年たって行っても顔を覚
      えて、いてくれていつも旅館の前を通るといつもにっこり微笑んでくれる、別府で
      癒される部分のうち、心の部分はいつもここである。仕事で必要な笑顔をここで補充
      していく。料金が安く24時間営業の為、世界各国の若い人がくる。外人さんと英語で
      話す事も多い。オープンカフェもあって、そこに溜まる旅人と語るのも好きです。
      温泉で地元の人と語るのもとても楽しい。 最近別府で好きな地区がある。
      小倉地区の温泉である。ここは鉄輪地域に含まれるが、全然別物の雰囲気がある。
      湯がつるつるする豊山荘の女将は、知性を感じて親切だし、粋房おぐらの女将さん
      隣のレストランの素敵なお姉さんの接遇はとても素晴らしく、1人で旅する私にとても
      親切に色々なお話をしてくれた思い出があります。またおかたの湯の受付のおにいさん
      もやる気があって、別府の若い力を感じました。 
      人はなぜ、旅をするのだろうか? 日ごろの疲れを癒すため、自分を捜すためなのかも
      しれない。いい湯だけでも人は癒されず、接客だけでも癒されない。人間は欲張りで
      制限がない生き物だと思うときがあるが、別府にくるとそれが忘れられる。ここにくると
      1秒でも長くいたいという気持ちにさらされる、別府の町がこれからも発展していくことを
      心から願ってしまう。 別府の人とは湯であり、お年寄りであり、その風景であり、その笑顔
      である。


今回の旅で一番お世話になった おぐらの湯

人に頼まれて造った長生寺の湯

別府北浜で親切でお勧めの宿

男湯 女湯両方入浴させてくれたいちのいで会館